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齋藤さわ子 三浦京子 プロフィール

齋藤・三浦ピアノデュオ プロフィールprofile

私達ピアノデュオは1999年に結成し、四手連弾や2台ピアノで演奏活動をしています。ピアノ独奏とは異なる魅力を持つピアノデュオ。4つの手による演奏では、芸術作品のもつ響きの多彩さや構築性を、より色彩豊かに立体的に描くことが出来ます。大きな音と音のぶつかり合いではなく、より室内楽的に…。4つの手がそれぞれ異なる声で親密に語り合う演奏、遠近感と色彩に溢れた演奏を目指して、私達はピアノデュオ作品に取り組んでいます。

私達の中心的なレパートリーは、フランス近代音楽のドビュッシー、ラヴェル、フォーレ、ビゼー、プーランク等ですが、素晴らしい連弾作品を数多く残しているシューベルトの作品も意欲的に演奏しています。また日本人の演奏家として、邦人作曲家の作品を広く紹介していきたいと思っています。

これまでに、ピアノデュオを栗原真知子氏、関根有子氏、N.ユジャニン氏に師事。オペラシティや王子ホールをはじめ、各地でリサイタルや演奏会に出演する他、FMの音楽番組などにも出演。また劇団『夜想会』の公演『愛と不安の夏』では、劇中音楽として演奏が取りあげられました。2000年のリサイタルでは、野村茎一氏の『ヴェルレーヌの詩による6つの小品』を初演。これまでに行ったリサイタルでは、私達がもっとも敬愛する作曲家ドビュッシーの作品を必ずプログラムに入れて演奏してまいりました。ドビュッシー生誕150年にあたる2012年にはこれまでの集大成として、殆ど演奏されてこなかった初期の作品『ディアヌ序曲』、『ディベルティスマン』、『アンダンテ・カンタービレ』から晩年の傑作『白と黒で』までの、ピアノデュオ・オリジナル作品全曲演奏を行いました。  

今後も素晴らしいピアノデュオの世界を紹介していきたいと思っております。

齋藤さわ子

5歳よりピアノを始める。東京音楽大学ピアノ科を卒業。在学中はピアノを関根有子氏と岡田敦子氏に、ピアノデュオを廣野まや子氏に師事。

2002年第3回フランス音楽コンクール(東京)で奨励賞を受賞。2002年第4回“万里の長城杯”国際音楽コンクールでアンサンブル部門第2位を受賞。2003年第1回声楽・ピアノコンクールで入選。これまでに葛目尚子、諏訪淑子、岡部由美子、杉谷昭子、栗原真知子、紅林こずえ、N.ユジャニンの各氏に師事。

1998年S.ガヴォンスキ指揮によるポーランド国立クラクフ管弦楽団とショパンの協奏曲第1番を共演。現在、三浦京子とのピアノデュオの他、声楽の伴奏や合唱団の伴奏、後進の指導などで活動している。


三浦京子

桐朋学園大学ピアノ科を卒業。東京コンセルヴァトワール尚美ディプロマコースを首席にて卒業。同校研究室員を経て、声楽科演奏助手を務める。東京藝術 大学別科卒業。大学在学中、モーツァルトの協奏曲でデビュー。以来国内をはじめ、アメリカ、ロシア、フランスなどで演奏会に出演。

第24回フランス音楽コンクール(大阪)でフランス総領事賞受賞。第20回PTNAコンペティション・ソロ特級部門奨励賞。1996年京都ピアノコンクール第1位。第2回大阪国際音楽コンクール第2位。第4回“長江杯“国際音楽コンクール第1位。第4回“万里の長城杯”国際音楽コンクール・アンサンブル部門第2位を受賞。 2002年ロシアにて、サンクトペテルブルグ・アカデミック・シンフォニーオーケストラと協奏曲を共演。 2005年、静岡交響楽団と協奏曲を共演。2005年から2012年まで毎年リサイタルを行い、ショパン、リスト、ブラームスなどロマン派の作品やラヴェルの作品を数多く取りあげている。
埼玉新聞社発刊の『埼玉の音楽家100人』に掲載される。埼玉新演奏家連盟会員。